トダ屋と戸田屋
こんにちは。店主の戸田です。 今日はたまにお客さんに聞かれる弊社の屋号について書かせていただきます。
弊社の屋号はトダ屋と書きますが、お客さんとお話しながら査定させていただいていると、ちょくちょく「どうしてカタカナで質トダ屋なんですか?」と聞かれることがあります。
先日も初めてご利用いただいた方と話しているとその話になりました。以前に当店をご利用いただいたお客様のご紹介で来店いただいたのですが、話を聞いた時にどんなお店なのか気になって気になって、まずホームページを検索されたそうなんです。そうするとまず「戸田屋」と変換されてしまうと。それで気になる方がいらっしゃるようなんですね。
それで、その理由なんですが、実は店主の私も正確な理由は知らないんです。。
というのも、質トダ屋の創業者は私の祖父・周一で、昭和23年に現在の名古屋市中村区に地域密着型の質屋として開業しました。その創業者の祖父もすでに他界しており、残念ながら創業時のことを聞くことができないのです。創業当時の看板は現在も大切に蔵で保管してありますが、その看板は質トダ屋となっています。途中で屋号を変えたのではなく、創業時から「質戸田屋」ではなく「質トダ屋」としてスタートしたのは間違いないようです。
ここからは私の推測ですが、おそらく祖父は吉数を気にして戸田屋ではなく、トダ屋としたのではないかと思っています。子どもが生まれて名前をつける時に画数を気にされる方もいらっしゃると思いますが、屋号にも縁起のいい画数というものがあります。「トダ」は7画で、吉数と言われる画数だそうです。逆に「戸田」は9画であまりいい画数ではないとされているそうです。画数を「戸田」から「トダ」にすることで好転するように、ご利用いただくお客様にも「質トダ屋」をご利用いただくことで、吉に好転していただければ・・と考え、祖父は「戸田屋」ではなく、吉数である「トダ屋」という屋号にしたのではないかと思います。 あくまで私の想像ですが。
思えば祖父はそういうお客様を大切にする店主でした。 私もその背中を見て育った戸田家の人間として、屋号に込めた創業者の気持ちに応えらるように、今日も精一杯誠意ある査定をさせていただきます。
ぜひ「質トダ屋」に一度足をお運びください。お待ちしています。